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![]() (コミック)めだかボックス(4)/暁月あきら/西尾維新/集英社 2010年4月2日発売 価格:420円 2010年4月2日発売発送予定:2010年4月4日以降集英社/ジャンプコミックス暁月あきら/西尾維新 ヒロインを始めとする女性キャラのかわいさと、カリスマ生徒会長・めだかの強烈な個性で読ませる作品。 西尾維新と暁月あきらという注目コンビの新作でもあります。 黒神めだかは生徒会長。 あらゆる才能に秀でており、容姿端麗でスタイルバツグン。 頭もいいし運動もできるし格闘技も無敵。 面構えは厳しいしズバズバ容赦無く正論を吐くが、それも生徒のためを思ってのこと。 そんな彼女が、生徒の悩みを解決するべく奮闘する一方で、幼い頃から彼女と一緒で、彼女が信頼を寄せている主人公が活躍する、という内容。 なんせ生徒会長が無敵すぎるもんで、その周囲の登場人物達が彼女に振り回されつつも、いろいろやって成長していく、という感じ。 なんつっても、1話読んだだけですぐさま惚れ込むほどの、このカリスマ生徒会長のキャラクター性が抜きん出ておりまして。 強い、偉い、かっこいい、そしてそのうえかわいい。 しかも主人公にだけ甘えんぼさんなデレの側面を見せるという。 見る物を必ずひきつけてしまうという、作中の設定に違わず読者にも強烈な魅力を与えるヒロインです。 そして、天才の彼女の影に隠れながらも、凡人で努力家で、ちょっと素直じゃないけど生徒会長を大事に思う主人公が物語の主役として動くわけですな。 生徒会長であるヒロインは、主人公にとって恋の相手であり振り回される上司であり、カリスマ師匠でもあるわけだ。 どんなトラブルにも、彼女のためならと立ち向かい、基本的に善人で人を全く疑わない生徒会長をある意味守る立場でもある主人公。 彼もなかなかいいキャラしてます。 が、しかし、ここまでいいお膳立てをして、その上作画のレベルも週刊連載としては驚異的といっていいほどで、おまけに女性キャラもかわいいのに、話の筋書きそのものは「校内人助け人情ドラマ+見せ場にアクション有り」というのがちっとばかし腑に落ちない。 ただ、西尾維新の原作ということもあってか、ここぞというところでの展開や登場人物のセリフがビシッと決まっているため、構成も良く全体的にピンとした張りはあるんですな。 けどやっぱ、設定としては、ヒロインである生徒会長だけが規格外の傑物ってだけで、あとはみんな普通の人間だし、学園に何かSFやらファンタジーやらの設定があるわけでもなく。 ラブコメ要素だってそれメインじゃないしなぁ。 ちとこのへんモヤモヤすると言うか、この絵のこのキャラがあるんなら、もっとなんかあるんじゃないの?というような違和感は感じる。 何らかの長編展開を見せることになれば、方向性を決めるため舵取りをせざるをえないと思う。 どちらにせよ、ほんとこの生徒会長はズバ抜けた魅力を持ついいキャラなので、なんとしても彼女を活かしてやりたいというか。 下手なことになってほしくないなぁという気持ち。 1巻目刊行時点では、何やらいろいろあってバトル展開になったりしてるようですが。 ちと心配。 (筒口) PR |
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